公共料金カード払いキャンペーンを比べてみる(セゾン、イオン、JCB)
クレジットカード各社では、公共料金支払に対してポイント付与やキャッシュバックが行われるキャンペーンが定期的に開催されています。ここ1カ月ほどで立て続けに新しいキャンペーンの案内が来たので、比較してみたいと思います。
セゾンカード
公共料金・継続決済で1%キャッシュバック(Amexブランド限定)
対象の公共料金の支払いを新規で申し込み、支払うとその決済額の1%がキャッシュバックされるキャンペーンです。10/15までの申し込みで11月~来年3月、11/15までの申し込みで12月~来年3月までの決済がキャッシュバック対象です。
エントリーは不要。
対象加盟店
携帯など:docomo、au、ソフトバンク
電気:東北電力、東京電力エナジーパートナー、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力
ガス:東京ガス、京葉ガス、広島ガス
携帯電話・公共料金支払いで最大5,000円相当(永久不滅ポイント1,000P)プレゼントキャンペーン
期間中エントリーの上、対象加盟店の公共料金をセゾンカード・UCカードで支払った方に抽選で永久不滅ポイントを最大1,000ポイントプレゼントするキャンペーン。新規申し込み分は当選確率が10倍になります。
エントリー期間は10/1~12/31です。
賞品は以下の通り。
20名:1,000P
30名:400P
50名:300P
永久不滅ポイント付与対象外のカードの場合、同額相当のUCギフトカードがプレゼントされます。
対象加盟店
対象加盟店は、上の「公共料金・継続決済で1%キャッシュバック」の加盟店に加え、
携帯:ワイモバイル、LINEモバイル
ガス:西部ガス
NHK受信料
が対象となります。
恐らく当選確率は非常に低いと思われますが、上の継続決済キャンペーンに参加する場合についでにエントリーしておくのを忘れないようにしましょう。
イオンカード
公共料金カード払いキャッシュバックキャンペーン
期間中にキャンペーン応募し、対象の公共料金の支払いにイオンカードを新たに登録し、請求があった方に1加盟店毎にもれなく500円キャッシュバックするキャンペーン。
エントリー期間は9/21~12/20で、11月~2019年3月のご請求明細書に請求が記載される必要があります。キャッシュバックは2019年4月請求分にて行われます。
対象加盟店
けっこう広め。
携帯等:au、ソフトバンク/ワイモバイル、docomo、UQモバイル、ヤマダAirMobile、LINEモバイル
ソフトバンクとワイモバイルは同一加盟店扱いの一方、auとUQモバイルは別加盟店の様子。
固定電話:NTT東日本、NTT西日本、KDDI、ソフトバンク
電気:東京電力、関西電力、中部電力、北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
セゾンカードのキャンペーンには無い、北海道電力と沖縄電力が含まれています。
ガス:多いので省略。キャンペーンページを参照。有名どころは概ね抑えてる感じ。
「もれなく」500円キャッシュバックなので使い勝手はよさそうです。
JCB
携帯料金・公共料金のお支払いでキャッシュバックキャンペーン
携帯電話・公共料金のお支払いでキャッシュバックキャンペーン! | JCBのインターネットサービスMyJCB(マイジェーシービー)
エントリーしたカードで対象の携帯・公共料金を税込1,000円以上支払うと抽選でキャッシュバックが貰えるキャンペーン。
対象期間は2019年3/15まで。当選人数は300人で賞品は1万円のキャッシュバックです。2019年8月支払い分にキャッシュバックされます。
また、初めて対象の公共料金等を支払った方には「Wチャンス賞」として2人にひとり1,000円のキャッシュバックがあります。
対象加盟店
対象加盟店はこちらのページに表示されている加盟店のうち、国民年金保険料、家賃の項目以外の加盟店になるようです。
当選人数も少なく、恐らく当たらないと思われるのでスルーですかね...。このキャンペーンで初めて公共料金支払を設定される方であれば乗る価値はあると思いますが。
公共料金もクレカで
このような公共料金支払のキャンペーンは各カード会社で定期的に行われています。カード会社としては公共料金支払をきっかけに日常でも使って欲しい、という狙いでしょうけど、別に公共料金支払専用にしてしまっても問題ありません。
コンビニ払いとかだと期限切れになって余計な手間がかかることもありますが、カード払いだとそのようなこともありませんし、この機会に公共料金支払もカードで行ってみてはいかがでしょう。
ウェルネスで11%超ポイント還元!8/25、26がラストチャンス。
山陰両県に展開するドラッグストアのウェルネス。ツルハグループの中でも最もポイント還元率の良い店舗ですが、今回、8月25・26日の2日限りで更なる高還元が狙えることになりました。
ウェルネスを含むツルハグループのポイントの仕組みなどは下記記事にまとめてあります。
この記事にある通り、8月25日はポイント5倍デーの5%&楽天ポイントの0.5%で通常でも5.5%還元が可能です。
今回、11%超のポイント還元を実現するためのカギは「d払い」です。
d払いとは
d払いはドコモが運営している決済サービスで、QRコードまたはバーコードを読み取って決済するタイプの電子決済です。LINE PayやOrigami Payと同じような仕組みです。d払いで支払いを行うと、紐づけたクレジットカードや、電話料金合算払いにより決済されます。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
このd払いを利用するに当たってのポイントを整理してみると次のようになります。
- 200円(税込)購入ごとにdポイントが1ポイント貯まる
- d払い加盟店での買い物にdポイント(期間限定ポイント含む)が使える
- 紐づけたクレジットカードのポイントも貯まる
ウェルネスは「5と6」が付く日はポイント5倍
上記記事でも書いた通り、ウェルネスでは毎月5・15・25日はツルハグループのポイント(以下「ツルハポイント」)が5倍の5%還元となります。また、公式ホームページ等には記載がありませんが、6・16・26日も同様にポイント5倍デーとなっています(店舗によるのかも知れません)。
今月(2018年8月)の場合、8/5(日)、8/6(月)、8/15(水)、8/16(木)、8/25(土)、8/26(日)が対象です。
この5%還元に、楽天ポイントカード提示による0.5%を加えた5.5%還元が基本となります。ここに各種キャンペーンを掛け合わせていきます。
d払い 「ツルハグループのお買い物がポイント10倍キャンペーン」
今月末までのキャンペーンで、ウェルネスを含むツルハグループ全店でd払いによる獲得ポイントが10倍になります。
200円のお買い物の場合、
- 基本ポイント:1ポイント
- 倍付けポイント:9ポイント
の合計10ポイントが獲得できます。なお、支払いにdポイントを充当した場合、倍付けの対象外となりますので注意が必要です。
<キャンペーン概要>
期間:2018年8/1~8/31
エントリー:不要
対象店舗:ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ウォンツ、ドラッグストアウェルネス、レディ薬局
特典:ポイント10倍(期間限定ポイント)
ポイント進呈時期、有効期限:2018年10月末まで有効のポイントを即時付与
d払い 「毎週おトクなd曜日 ~金・土曜日はdポイントが7倍~」
続いて、もう1つ重ね掛けするキャンペーンがこちらです。
2018年7月~9月の毎週金・土曜日にd払い(ネット・街のお店の両方)でdポイントが最大7倍になるキャンペーンです。7倍のうち、エントリーによって3倍、「買い回り」によって4倍分のポイントが獲得可能ですが、上記「ツルハグループのお買い物がポイント10倍キャンペーン」と併用できるのは買い回りの4倍分のみです。
※8月のd曜日で、かつウェルネスのポイント5倍が併用できるのは8月25日(土)のみとなります。
ポイント4倍のための「買い回り」の条件は、「期間中の対象の曜日に合計5回以上d払いを使うこと」です。ネット、街のお店のどちらでもいいのですが、購入金額がネット:1決済3,000円以上、街のお店:1決済2,000円以上となっており、ハードルが高めです。
つまり、ポイント7倍(ツルハでは4倍)にするためには2,000円×5=1万円を最低でもd払いで使う必要があります。
<キャンペーン概要>
期間:2018年7月~9月の金・土曜日
エントリー:必要
対象店舗:d払い対応サイト、店舗(一部を除く)※対象外のサイト、店舗は公式ページでご確認ください
特典:ポイント3倍、または7倍(どちらも期間限定ポイント)
ポイント進呈時期、有効期限:エントリーのみで獲得できる3倍分は購入月の翌々月上旬以降付与&付与月の翌々月末まで有効、5回以上の買い物で獲得できる4倍分は2018年11月上旬以降付与、2019年1月末まで有効
※このキャンペーンはいろいろ条件がややこしいので、公式ページの詳細を熟読されることをおススメします。
なお、このキャンペーンは条件達成難易度が高い割に(ウェルネスでは)還元率が低いので、無理する必要はないと思います。
これで合計11.5%
ここまでをまとめます。d払いは「街のお店」での還元率です。
ツルハポイント(ウェルネス)基本分:1%
ツルハポイント(ウェルネス)5倍倍付け分:4%
楽天ポイントカード:0.5%
d払い基本分:0.5%
d払い(ツルハグループポイント10倍):4.5%
ここまでで合計10.5%ポイント還元となります。
d払いには、VISA/Masterのクレジットカードを登録できるため、高還元のクレジットカードを登録すれば、さらに還元率を上げることが可能です。実店舗での買い物でこれだけのポイント還元は驚異的ではないでしょうか。
なお、d曜日のキャンペーンを併用する場合は、d曜日ポイント4倍の1.5%が追加され、最大12%還元が可能です。
ウェルネスがあるエリアにお住まいの方は8月25日をお忘れなく。
山陰から大阪へはどの交通手段がおススメ?「やくも」、高速バスを徹底比較。
島根に住んでいると、何かと大阪や神戸に出る機会が多くなりますよね。下手すれば広島・岡山より行く機会が多い人も多いかも知れません。
そこで今回は山陰(出雲・松江・米子)から関西方面へアクセスする方法をまとめてみました。
出雲・松江~関空の移動手段を比較してみる
JR対高速バス
山陰から大阪へのアクセスとしては、JRと高速バスの一騎打ちになります。
JRは、出雲市、松江、米子各駅から特急「やくも」に乗り、岡山駅で新幹線に乗り換えるルートです。所要時間は出雲市から新大阪までで約4時間です(出雲市~岡山3時間、岡山~新大阪40分程度)。
競合する高速バスは所要時間5時間半程度かかりますのでJRが優勢です。ただし、高速バスは乗り換えがありませんし、大阪が終点ですから寝ていれば着きます。JRの場合、東海道新幹線直通列車に乗ると寝過ごす恐れがあります。岡山方面乗車時も同じです。
表にまとめると次のようになります。
出雲市~大阪 | 所要時間 | 値段(片道) | 往復/日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高速バス(昼行) | 5.5時間 | 4950~5310円 | 12往復 | 「値段」は「早売5」運賃 |
JR | 4時間 | 6170円 | 15往復 | 「値段」は阪神早特往復きっぷ利用時 |
高速バスはこの他に夜行便が1往復運行されています。続いては、ここでJR利用時の条件として挙げている「阪神早特往復きっぷ」について紹介していきます。
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「阪神早特往復きっぷ」は超絶お得!
「阪神早特往復きっぷ」は出雲市、松江、米子から阪神方面へ往復するときに利用できる特定企画乗車券(トクトクきっぷ)です。各設定駅から岡山駅までは伯備線特急「やくも」、岡山~新大阪/新神戸は山陽新幹線各列車の普通車指定席が利用できます。
出雲市、松江から大阪/神戸市内までの値段は次のとおりです。
発駅 | 着駅 | 通常運賃 | 阪神早特往復きっぷ(片道当たり) |
---|---|---|---|
出雲市 | 大阪市内 | 11140 | 6170 |
出雲市 | 神戸市内 | 10920 | 6170 |
松江 | 大阪市内 | 10810 | 5915 |
松江 | 神戸市内 | 10170 | 5915 |
これを見ると、通常運賃の半額近い価格で阪神方面へ行くことができることが分かります。
阪神早特往復きっぷのデメリット
このように、山陰地方から阪神方面へ安く移動できる「阪神早特往復きっぷ」ですが、デメリットも存在します。主なデメリットは以下の通りです。
- 有効期間が3日間と短い
- 予約変更ができない
- 21日前から7日前までの発売
特に有効期間の短さは非常に痛いところです。3日を超える旅行の場合は、当日でも購入可能なトクトクきっぷ「阪神往復割引きっぷ」(有効期間6日間、松江~大阪・神戸市内往復13,890円)が使えますが割引率は阪神早特往復きっぷに比べ見劣りします。
続いて高速バスを見ていきます。
高速バスは直前予約でも安い
出雲市・松江~大阪の高速バスは一畑バス、阪急バス、中国JRバスの共同運行で1日に昼行15往復、夜行1往復が運行されています。日中はほぼ毎時1本運行されており、非常に利便性の高い路線となっています。
また、全便が新大阪駅経由、梅田(阪急三番街)行きとなっているため、新大阪、梅田両方へのアクセスが良いことも高評価です。
運賃は時期によって上下しますが、松江~新大阪・梅田の場合、早期購入割引型運賃の「早売5」で4,500~4,860円(最繁忙期は設定なし)、普通運賃の片道運賃で5,000~5,800円と比較的リーズナブルです。ちなみに往復割引や学割はありません。
先日乗車した、写真の阪急バスの車両は、3列独立シートでコンセント付と、非常にレベルの高い設備となっていました。乗車率があまり高くなかったため、リクライニングシートを目一杯倒すこともでき、快適でした。「やくも」はコンセントは付いていませんし、JRよりも少し時間がかかる点を除けば十分互角の勝負だという印象を受けました。
高速バスのデメリット
高速バスのデメリットを挙げるならば、やはり時間がかかること、でしょうか。特に始発便を比較するとその差がよく分かります。
やくも2号 | のぞみ2号 | 高速バス | |
---|---|---|---|
出雲市駅 | 4:42 | 5:35 | |
松江駅 | 5:07 | 6:15 | |
岡山駅 | 7:41着 | 7:54発 | ↓ |
新神戸駅 | 8:25 | ↓ | |
新大阪駅 | 8:38 | 10:57 | |
大阪駅(梅田) | (8:50) | 11:07 |
JRの始発便の時間が早いこともありますが、JRだと9時前には大阪に着くことができます。一方で高速バスの場合は午前中を丸々移動に費やすことになります。
私は先日、関西空港発のPeach新潟便に乗る機会があったのですが、同便は午前11:50発。高速バスでは間違いなく間に合いません(夜行バスを除く)。このような、大阪からさらに移動の予定がある場合には早く着くJRが優位になります。
結論
私はこれまで「阪神早特往復きっぷ」のヘビーユーザーで、高速バスは時間がかかるし疲れるだけだと思い込んでいました。しかし先日初めて高速バスで大阪を往復してみて、「これはもしかするとJRより楽かも知れない」と思うようになりました。
とはいえJRの方が早く、阪神早特往復きっぷなら価格差も許容範囲内であるため、ここらへんは使い分けが必要ですね。本来は片道ずつとかがいいんですけど(帰りだけコンセント付の高速バス、みたいに)。
広島のPASPYエリアでSuica・PASMOが利用可能に!PASPYとSuica(ICOCA)、どっちがお得か徹底比較!
広島県内のバス・私鉄事業者の導入する交通系ICカード「PASPY」エリアにおいて、2018年3月17日からSuica・PASMOを始めとする全国相互利用交通系ICカード10種の利用が可能になることが発表されました。
これまで広島県内の路線バスなどにおいては、独自ICカードの「PASPY」とJR西日本の「ICOCA」のみ利用可能で、Suicaなどの全国相互利用交通系ICカードを利用することはできませんでしたが、この度、ようやく可能になります。
PASPYの特徴
PASPYは広島県内のバス・路面電車・アストラムラインなどの公共交通機関で利用できる交通系ICカードです。前述の通りICOCAをPASPYエリアで使うことはできましたが、逆にPASPYをICOCAエリアで使うことはできませんでした。
PASPYはSuica等と同様に、デポジット500円を含む2,000円から1,000円単位で購入できます。購入は各取扱い事業者の窓口や定期券販売所などで行うことができます。また、記名式のPASPYも発行することができます。
現状利用可能な主な事業者は以下の通りです。なお導入事業者であっても利用できない路線等があります。詳しい情報はPASPYのホームページをご覧ください。
- 広島電鉄(路面電車・バス両方)
- 広島バス
- 広島交通
- 芸陽バス
- 備北交通
- 中国ジェイアールバス
- トモテツバス(鞆鉄道)
- 中国バス
- アストラムライン
- 広交観光
- JR西日本宮島フェリー
- 宮島松大汽船(宮島フェリー)
- 宮島ロープウェー
Suica(ICOCA)とPASPY、どちらがおススメ?
それでは、春以降にSuicaやPASMOが広島電鉄などで利用できるようになった暁にはどちらを利用するのがお得なのでしょうか。特に、広島に旅行で来た方は、お金を払ってまでPASPYを購入し利用する価値はあるのでしょうか。
PASPYの割引制度
まずはPASPYの各種割引制度を見ていきます。PASPYにはポイントサービスは無く、代わりに割引制度が充実しています。よく使う人だとけっこう侮れない割引額になるはずです。
この中でICOCAへ割引不適用なものは、恐らくSuica等の全国相互利用交通系ICカードでも適用されないと思われます。
PASPY割引→ICOCA不適用
PASPYでのバス・路面電車・アストラムラインの乗車の場合、「PASPY」割引が適用されます。これは運賃が10%割引になるというものです(端数は10円単位に切り上げ)。Suica、ICOCA等のその他のICカードの場合、このPASPY割引は適用されません。
(例)広島市内線(路面電車)運賃:大人180円
PASPY利用時:180-18=162円、10円単位に切り上げで170円
Suica、ICOCA等利用時:180円(現金利用時と同じ)
この割引制度があるので、広島県民はICOCAとPASPYを2枚持ちしている人が多いと思います。
乗継割引→ICOCA不適用
この乗継割引は、バスとバス、路面電車とバス、アストラムラインとフィーダーバスを1時間以内に乗り継いだ際に適用される割引制度で、2つ目に乗車したときの運賃が20円引きになります。当然PASPY割引とも併用できるため、市内を路面電車やバスを乗り継いで観光する場合はPASPYの方がお得になります。
電車乗換制度→ICOCAにも適用(Suicaへも恐らく適用)
これは路面電車乗車時に、違う路線の路面電車に指定の電停で乗り継ぐ際に運賃を2度払うことなく乗り継ぎができる、というものです。
【指定電停:的場町、八丁堀、紙屋町東、紙屋町西、本通り、十日市町、土橋、広電西広島、日赤病院前(広島港方面のみ)、広電本社前、皆実町六丁目、宇品二丁目】
※紙屋町東、紙屋町西、本通りでの乗り継ぎの場合、乗り換え時の電停間移動が可能
なお、この制度自体はICOCA利用時にも適用されますが、少し制限があり、PASPY利用時には使える複数人利用時の電車乗換制度がICOCAでは使えません。複数人で乗り換えをしたい場合は現金で運賃を精算し、「電車乗換券」を受け取って乗り換える必要があります。
PASPYはクレジットチャージが出来ない
PASPYはクレジットカードでのチャージに対応していません。基本的には現金チャージのみ、となります(広島銀行などのATMでキャッシュカードからチャージすることは可能)。
銀行ATMでのチャージについてはこちら(この方法は私も利用したことがなく、詳しいことが分かりません)。
〈ひろぎん〉バリューワン PASPY ATMチャージ[ご利用方法]
一方で、ICOCA・Suica等はクレジットチャージが可能なものもあります。ただし、Suica・PASMOなどのオートチャージは広島地区では作動しないので事前にSuica・PASMOエリアでしっかりオートチャージしてから来広する必要があります。SMART ICOCAのクイックチャージについては、JR西日本の駅券売機にて行うことができます。
Suica、ICOCAについてまとめた記事はこちら。クレジットチャージについても説明しています。
チャージ機はICOCA非対応のものもある(恐らくSuicaなどもそうなる)!
前述のようにPASPYはクレジットチャージができないため、現金でチャージをする必要があり、バスセンターや多くの路面電車の電停にはチャージ機が設置されていますが、これが曲者なんです。
これがそのチャージ機の写真なのですが、なんとPASPY限定のチャージ機で、もともと対応していたICOCAさえもチャージすることができません。恐らくSuica等が導入された後もこの対応は変わらないものと思われます。
ただし、バス・路面電車車内の運賃箱ではICOCAの現金チャージが可能です。つまり乗車前に電停等でSuicaに現金チャージをすることはできない、ということになります。ちょっと不便なのでここは改善して欲しいですよね...。
とはいえ、ICOCA・Suicaなどを現金チャージできる場所は街ナカでもコンビニなどたくさんありますので特に困ることはないかと思います。写真のような直立式のICカードチャージ機ではSuicaチャージはできないことだけ覚えておいてください。
結論:広島によく行くならPASPYもアリ。あまり行かないならお手持ちのICカードでOK
結論としては結局はこうなります。
いくらPASPY割引が魅力的とは言え、最初に500円のデポジットを払わなければなりませんから、その分損してしまいます。この500円をペイできるだけ(単純計算で5万円利用)広島エリアのバスや路面電車に乗る人であれば、PASPYを購入する価値もあるのではないでしょうか。
PASPYを発行すると手持ちのカードも増えてしまうので、モバイルSuicaが使える方はモバイルSuicaで通す、というのもありではないでしょうか。モバイルSuicaならSuicaエリア外でもクレジットチャージが簡単にできますし。
エアアジアジャパン名古屋⇔札幌搭乗記
今年の10月29日に日本国内線に再就航したエアアジアジャパン。そのエアアジアジャパンの名古屋(中部)~札幌(新千歳)線に搭乗する機会がありましたのでレポートしたいと思います。
エアアジアジャパンとは
エアアジアジャパンは、アジア全域に路線網を持つLCC・エアアジアグループの日本法人で、先日就航したばかりの航空会社です。現在は上記の通り名古屋(中部)~札幌(新千歳)の1路線を毎日2往復しており、近い将来の名古屋(中部)~台北(桃園)路線の開設も発表されています。
今回の旅程
この度のエアアジアジャパン搭乗は、もともと名古屋であった所用後に無理やりねじ込んだため、かなりの弾丸旅程となりました。夕方の新千歳行きで札幌入りして宿泊、翌朝の名古屋行きへ搭乗し名古屋に戻るスケジュールです。
DJ9 中部17:10→新千歳19:00
DJ2 新千歳10:00→名古屋12:05
朝夕各1往復しているのでこのような弾丸旅行も組みやすく、とても有難いです。
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DJ9 名古屋→札幌、DJ2 札幌→名古屋
中部国際空港はエアアジア一色!
中部国際空港に行くのはこれが初めてではないのですが、これだけ1つの航空会社の広告で埋まっているのは初めて見ました。
チェックインカウンターの写真を撮り忘れたのですが、去年夏に撮った写真がありました。昨年見た時は、「もうすぐ就航するんだな」と思ったものですが、まさかそれから1年以上もかかるとは思いませんでした。
チェックインカウンターはほぼこのまま。画像にある自動チェックイン機がもっと手前に設置されていただけです。チェックインや搭乗券の印刷はアプリやWebからも行えます。チェックインはアプリでしたけど印刷してない、という場合でも、チェックイン機を用いて搭乗券を印刷することができます。
それで出てきた搭乗券がこちら。
ただのコピー用紙に必要事項が記載されただけのもので、横長の、普段見慣れた搭乗券の形ですらありません。ちなみにこの裏面は広告です。
それでは搭乗です。
(実はデジカメ持ってくるのを忘れてるんですよね...。スマホは辛い。)
機材はA320です。国内LCCの他4社のうち、春秋航空日本以外はこの機種を使っており、お馴染みです。
搭乗率は4割程度、といったところでしょうか。前の方はほぼ空席、後ろはだいぶ埋まっていました。前方の座席に座っているのは座席指定をした人のみ、という感じだと思います。
就航直後ですし、この路線はジェットスターもありますから、当面はなかなか厳しいのではないか、という印象です。
シートピッチは、まあこんなもんか、という感じ。他社とあまり変わりません。私の場合は前のシートとの間にこぶし1つ入りました。翌日乗ったFDAと比べるとやはり狭いです。
離陸してシートベルト着用のサインが消えると機内サービスが始まります。まずは機内食の配膳。国内線では機内食は事前予約のみの受付のようです。私は復路のみ機内食を予約してあったのですが、ここで紹介します。
私が今回予約したのは「REDパンケーキ」(税込600円)です。ビジュアルに引かれて選びました。機内食を予約すると、セットでドリンクが1本無料で付いてきます。コーヒー、緑茶、ミネラルウォーターから選べますが、私はミネラルウォーターを選択しました。
食べた感想としては、「まあまあ」という印象でした。ビジュアルはすごく鮮やかで良いのですが、少しパサパサかな~という感じ。ただしミックスベリーのソースは美味しかったです。
あとはカタログの写真との乖離が少しあるようです...。
ネット等で他の方のエアアジアジャパンの搭乗記を見てみると、「きしボナーラ」が美味しいという声がたくさんあったので、今度はぜひチャレンジしてみたいと思います。
続いて機内販売。本日のCAさんおススメはエアアジアのフライトタグキーホルダーとのこと(翌日の復路便もおススメは同じでした)。
決済には各種クレジットカードが使えます。なお機内販売のカタログもホームページ上で見ることができます。
機内販売がひと段落するとそろそろ降下し、極寒の新千歳空港へ着陸。この日は11月最終日でしたが気温は氷点下。北の大地は寒い。
新千歳空港駅では大谷翔平が出迎えてくれました。
エアアジアジャパンの感想
今回エアアジアジャパンに搭乗し国内LCC5社に搭乗したことになりましたが、エアアジアジャパンのサービスは先行4社と比べても遜色ないレベルでした。
機内食などで日本らしさを出す一方で、エアアジアらしい(エアアジア本体には乗ったことがないので分かりませんが)賑やかな機内BGMを流すなど、エアアジア感と日本的サービスをうまく両立させているようで、また乗ってみたい、という気分になりました。
一方で搭乗率が低いことは心配です。名古屋~札幌線は競合も多くLCCでもジェットスターが就航しています。その中でエアアジアを選んでもらうようなレベルにはまだ差別化できていないと思いました。そこらへんがこれからの課題になってくるのではないでしょうか。
おまけ
エアアジアジャパンには、通販大手の楽天の資本がだいぶ入っています。機内に楽天色がどこまで出ているか、は注目していたのですが、「楽天」という文字さえほとんど見つかりませんでした。唯一「楽天」の文字があったのがこれ。
機内誌の裏表紙が楽天トラベルの全面広告でした。広告好きの楽天には珍しく控えめだな~、と(苦笑)資本関係があるのでもっとバンバン広告出してるのかと思ってました。
学生限定!ATM手数料が無料になる「みずほの学割」を徹底解説!
皆さんはどこの銀行を使っていますか?都市銀行、地方銀行、ネット銀行など、いろいろな銀行がありますが、昔から使っている地銀を使い続けている、という方も多いかも知れません。
しかし、地方銀行をメインで使っていると問題になるのがATM手数料ではないでしょうか。1回当たりの手数料は小さくても何十回と繰り返されると大きな額になってしまいます。現在は超低金利の時代ですから、1回手数料を取られると金利なんて吹き飛んでしまいます。
特に私たち学生は、クレジットカードを持っていない方も多い上に、小さな居酒屋などクレジットカードが使えない店に行くことも多いためATMを使うことが比較的多く、ATM手数料はバカになりません。
そんな学生におススメなのがみずほ銀行の「みずほの学割」です。
「みずほの学割」とは
「みずほの学割」はみずほ銀行が、学生に対して行っている優遇サービスです。ここでいう「学生」は25歳未満の大学、大学院、高専、各種専門学校に通う学生を指します。みずほの学割には、上記の条件を満たす学生で、みずほ銀行の口座を持ち、「みずほマイレージクラブ」に入会している方が申し込むことができます。
なお、「みずほの学割」の各種優遇サービスは、学割対象者でなくても一定条件を満たすことで適用することができます。下記表内の一番左端、青色の行に「学割」が含まれています。学割は、表下部にある「特典」を受けるための方法の1つ、という訳です。
(みずほ銀行ホームページより引用)
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「みずほの学割」の特典まとめ!
みずほの学割の特典は、上記表にもある通り大きく分けて3つあります。1つずつ紹介していきます。
みずほ銀行、イオン銀行ATM時間外手数料0円
みずほの学割登録者(またはみずほマイレージクラブで取引条件到達の場合、以下同)はみずほ・イオン両行のATM時間外手数料が無料となるため、24時間いつでもATM手数料が無料になります。回数制限はありません。
学割未加入(またはみずほマイレージクラブで条件未達の場合、以下同)の場合、みずほ銀行・イオン銀行ATMでの預け入れ、引き出しの手数料は平日日中のみ無料、その他の時間帯は108円~216円となっています。ATMに行く時間を気にしないで済み、利便性が向上していますが、そもそもみずほ銀行やイオン銀行ATMの数があまり多くないため、住んでいる場所によってはあまり恩恵を感じられないかも知れません。
コンビニATMご利用手数料・時間外手数料 月4回まで0円
みずほの学割登録者はコンビニATMの利用手数料、時間外手数料が月4回まで無料になります。対象のコンビニATMは次の通りです。
-
イーネット
-
ローソンATM
-
セブン銀行ATM
こちらは、学割未登録者の場合、平日日中が108円、その他時間帯が216円の手数料がかかりますので、毎月4回フルに使うとすると432~864円の手数料が節約できることになります。こちらは先ほどのみずほ・イオン銀行ATMの手数料無料よりは恩恵を受けられる人が多いのではないでしょうか。回数制限があるのが玉に瑕ですが、月4回であれば計画的に使えば問題ないと思います。
みずほ銀行本支店宛振込手数料0円
みずほの学割登録者は、みずほ銀行本支店宛の振込手数料が無料となります。回数制限はありません。無料の対象となるのはみずほ銀行ATM、イオン銀行ATM、インターネットバンキングの「みずほダイレクト」からの振込(モバイルバンキング、テレホンバンキング)です。窓口での振込は無料となりません。
また、イオン銀行ATMからの振込の場合、一度所定の時間外手数料・振込手数料が引き落とされますが、翌営業日付で引き落とされた手数料が口座に返金されるようになっています。ゆえに、イオン銀行ATMからの振込では、口座残高いっぱいまでの振込ができません。学割未登録者の場合、手数料無料で振込ができるのはみずほ銀行の同一支店宛で、ATM、インターネットバンキング(オペレーターサービス除く)のみ、となっているので大きく利便性が向上します。
ただし学割登録によって無料となる同一行の他支店宛振込は、地銀等においては(個人向けでは)金額に関わらず無料となっていることが多く、そのレベルに追いついただけに過ぎません。(なぜかメガバンクでは「当行同一支店宛」と「当行他支店宛」で手数料に差を設けているところが多いです。理由は分かりませんが。)
また、学割では無料にならない(もう1つ上のランクになる必要がある)他行宛振込手数料は他地銀のインターネットバンキングの方が割安な場合もあります。下の表は、各銀行でインターネットバンキング(オペレーター対応除く)を用いて振込をした場合の振込手数料です。
なお、手数料は変更の可能性がありますので最新の情報は各行のホームページ等でご確認下さい。
振込先 | 同一行宛 | 他行宛 | ||
振込額 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 |
みずほ銀(学割) | 無料 | 無料 | 216円 | 432円 |
山陰合同銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 216円 |
広島銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 324円 |
三菱東京UFJ銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 324円 |
このように、他行宛の振込ではみずほ銀行は割高になっており、 他行への振込が多い場合は「みずほの学割」のメリットを打ち消してしまうかも知れません。
「みずほの学割」申込方法は?
まだみずほ銀行の口座を持っていない方は、まずみずほ銀行の口座を開設と同時に「みずほマイレージクラブ」に入会し、その後学割を申し込む、という手順になります。
学割を申し込む際には学校名や卒業予定年月、「みずほの学割」に登録したきっかけなどをアンケートで回答すると同時に、「かんたん残高照会」というインターネット残高照会サービスに申し込む必要があります。「かんたん残高照会」というのは、インターネット・LINEで口座残高の確認と入出金明細を確認できるサービスです。インターネットバンキングの「みずほダイレクト」と違い、振込などの取引はできません。
個人的には、振込等がネットからできる「みずほダイレクト」の方が便利だとは思いますが、学生などあまり銀行を自分自身で使ったことがない人にとっては、インターネットバンキングは少しハードルが高いかも知れませんが、「残高照会だけなら」という方もいるでしょう。
「みずほの学割」は学生向けサービスとしてよく練られたサービス
このように見ていくと、「そんなに資産を持ってないし金利は別に高くなくてもいい」、「なにかあったときのために店舗があった方がいい」と言った、学生の求めるもののみに機能を絞ったシンプルなサービス構成で、お金の管理の必要性が格段に上がる学生のニーズに沿ったサービスとなっていることが分かります。ATM手数料の無料化もその類です。
みずほ銀行は地方にも都道府県庁所在地には店舗がありますし(三井住友銀行は山陰には店舗がありません)、前述の通りイオン銀行ATMはみずほ銀行ATMとほぼ同様に使うことができます。地方学生にも使いやすい、メガバンク、という点でも貴重な存在ではないでしょうか。
空港ラウンジってどんなとこ?学生でも入ることはできる?
学生の皆さんも、就活や旅行などで飛行機を利用する機会もあるかと思います。最近ではLCC(格安航空会社も)増えてきていますし、活用している人も多いのではないでしょうか。
ただ、飛行機を利用する際にネックとなるのが待ち時間ですよね。新幹線と違って駅に着いたらすぐ改札を抜けて飛び乗る、という訳にもいかず、どうしても待ち時間が発生してしまいます。その待ち時間を快適に変えてくれるのが「空港ラウンジ」です。
皆さんは「空港ラウンジ」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。
航空会社の上級会員やビジネスクラス・ファーストクラスなどの利用者が搭乗前にくつろぐ場所、というイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。このイメージは、半分正解、半分外れ、です。実は空港ラウンジは、一般人や学生でも入ることができる場所なのです。
まずは「空港ラウンジ」の種類について紹介します!
「空港ラウンジ」と一言で言ってもいろいろな種類が存在し、その中には一般人にはなかなか入ることができないものから、私のような学生でも入ることのできるラウンジもあります。それらの種々の空港ラウンジを大きく2つに分けると、次のようになります。
- 航空会社ラウンジ:主に航空会社の上級会員、上位クラス搭乗者のためのラウンジ
- カードラウンジ:対象のクレジットカードを所持していれば無料で入室できるラウンジ
カードラウンジはこんなとこ
(神戸空港「ラウンジ神戸」の様子)
「カードラウンジ」は、前述の通り当日の当該空港発着便の搭乗券と対象のクレジットカードを提示すれば無料で利用できます。また、お金を払えば対象カードを持っていなくても利用できます(搭乗券は必要です)。
例えば中部国際空港(セントレア)にある「第2プレミアムラウンジ セントレア」の入室条件は以下のようになっています。
当日航空機をご利用の方
ご利用料金
お一人様:1,540円(税込)
対象カードをお持ちの方:無料
(中部国際空港ホームページより引用)
対象カードを持っていない場合の利用料は概ね1,000円~1,500円ほどです。
主なサービスとしては、
- ソフトドリンク
- 新聞、雑誌
- 無線LAN
などです。稀にアルコールやおつまみなどが置いてあるラウンジもありますが、基本的には飲食物はソフトドリンクのみのところが多いです。
また、ラウンジは保安検査場通過前にあることが多く、保安検査場通過にかかる時間を見越してラウンジを出なければならないため、搭乗間際までくつろぐ、という使い方は難しいでしょう。
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航空会社ラウンジはこんなとこ
(広島空港ANAラウンジの様子)
「航空会社ラウンジ」というのは、JALでいう「サクララウンジ」、ANAでいう「ANAラウンジ」を指します。これらのラウンジには基本的にその航空会社の上級会員、そして上位クラス搭乗者のみしか入ることができません(例外あり)。国内線の場合、上位クラスとはJALはファーストクラス、ANAはプレミアムクラスとなります。
例えばJAL国内線「サクララウンジ」の入室条件は以下のようになっています。
JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港よりご出発または同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま
JAL国際線ファーストクラス、ビジネスクラスからもしくは同クラスへ翌日午前2時までにお乗り継ぎのお客さま
JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイヤ、JALグローバルクラブ会員
JMBクリスタル会員(会員ご本人様のみラウンジクーポンでご利用可能)
ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」もしくは「サファイヤ」会員
(JALホームページより引用)
大雑把にまとめると、当日の上位クラス利用者と上級会員のみ利用可能、ということになります。ANAラウンジも同じような感じです。
国内線の航空会社ラウンジのサービスはだいたいこんな感じです。
-
ソフトドリンク
-
アルコール
-
おつまみ
-
新聞・雑誌
-
無線LAN
特徴としては、保安検査場通過後にラウンジがあるため、搭乗ギリギリまでくつろげるところです。また、基本的にアルコール(ビール)が飲み放題なところもメリットでしょう。ただ、先ほど述べた通り、利用のハードルが非常に高く、使える機会はめったにありません。個人的にも航空会社ラウンジを使ったのはプレミアムクラス搭乗時のANAラウンジ1回だけです。カードラウンジに比べると空いており、落ち着いた雰囲気だった印象があります。
空港ラウンジを学生が使うには?
ここまで述べたように、航空会社ラウンジというのは主に上級会員向けのラウンジである一方、カードラウンジは対象のクレジットカードを持っていれば利用できます。学生であっても、対象カードが作れればよい訳です。
ラウンジが使えれば、搭乗前に喉が渇いてもわざわざ飲み物を値段の高い空港で買う必要がありませんし、Wi-Fiを使ってメールチェックもできます。学生でなくとも
、これは大きなメリットとなります。
楽天ゴールドカードがおススメ!
では、空港のカードラウンジが使えるカードで、比較的簡単に作れるクレジットカードはあるのでしょうか。
私が利用しているのは「楽天ゴールドカード」です。
この楽天ゴールドカードはゴールドカードであるにも関わらず審査が易しく、学生にも入手可能なカードです。もちろん全国の空港のカードラウンジにも入れます。
また、年会費が2,160円(税込)と格安であるのも魅力です。数回空港ラウンジを利用すれば元が取れてしまいます。
一応審査基準は「原則20歳以上で安定収入のある方」となっていますが、私だけでなく私の友人も審査に通りましたし、ネット上にも学生で「審査に通った」との情報が多数ありますので、20歳以上で信用情報に問題がなければ、審査に通るのは難しくないと思います。
楽天ゴールドカード自体の魅力としては、次のようなものが挙げられます。
国内28、海外2の空港のラウンジ利用可能
楽天ゴールドカードでは国内外合わせて30空港のラウンジを使うことができます。これは他ゴールドカードと比べても多く、コスパも抜群によくなっています。
主要ゴールドカードのラウンジ利用可能空港数は以下の通りです。なお1つの空港で複数のラウンジを利用できる場合もありますが、原則「空港数」でカウントしています。また、複数ラウンジのある空港ではカードによって利用できるラウンジが違ったり、制限があったりします。
年会費 | 空港ラウンジ | |
---|---|---|
楽天ゴールドカード | 2160円 | 30(海外2) |
イオンゴールドカード | 無料 | 羽田のみ |
エポスゴールドカード | 条件付無料 | 21(海外2) |
三井住友VISAゴールドカード | 10800円 | 28 |
アメリカン・エキスプレス・カード(緑) | 12960円 | 30(海外2)、同伴者1名可 |
楽天ゴールドカードのコスパの良さが際立ちますね。楽天ゴールドカードで利用できるラウンジのある空港は以下の通りです。
[北海道]新千歳空港、函館空港
[東北]青森空港、秋田空港、仙台空港
[関東]成田空港、羽田空港
[北陸]新潟空港、富山空港、小松空港
[中部]中部国際空港
[近畿]関西国際空港、伊丹空港、神戸空港
[中国]岡山空港、広島空港、米子鬼太郎空港、山口宇部空港
[四国]高松空港、松山空港、徳島阿波踊り空港
[九州]福岡空港、北九州空港、大分空港、阿蘇くまもと空港、長崎空港、鹿児島空港
[沖縄]那覇空港
[海外]ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル)、仁川国際空港(ソウル)
利用できるラウンジの詳細はホームページで公開されているのでご確認下さい。
全国くまなく網羅しています。ちなみにアメックスグリーンや三井住友VISAゴールドも基本的には同じラウンジ網となっています(三井住友は海外2空港不可)。
楽天市場等でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)で、通常の楽天カード利用時に比べて還元率+1%
楽天市場では、「楽天カード利用」や「アプリで買い物」などの利用条件に応じてポイント還元率を大きく上乗せする「SPU」を行っています。現在のSPUの内容は以下の
- 通常ポイント(楽天市場利用分)→1%
- 楽天カードで支払い→+3%
- 楽天ゴールドカード/楽天プレミアムカード(楽天ゴールドカードの上位版)で支払い→+1%
- 楽天市場アプリで当月1回以上買い物→+1%
- 楽天ブックスで当月1回以上買い物→+1%
- 楽天モバイル利用→+1%
の合計8%還元となっています。このうち楽天ゴールドカードを利用して支払えば、
通常ポイント1%+楽天カードで支払い3%+楽天ゴールドカードで支払い1%
となりますので、最低でも5%還元を実現できます。
楽天ゴールドカードを利用することで新たに得られる1%のみによって年会費の元を取ろうとすると、単純計算で216,000円を楽天市場で使う必要がありますが、年会費は空港ラウンジ利用で元を取る、と考えれば、無駄遣いして元を取ろうとする必要もありません。
ここでは私が半ば「ラウンジ利用券」として愛用している楽天ゴールドカードをご紹介しましたが、他にもラウンジを使えるクレジットカードは多くあるので、自身のライフスタイルと合ったカードを見つけてみて下さい。空港での待ち時間を有意義に使うことができると思います。
私がこれまで行った空港ラウンジを一挙紹介!
ここからは少し蛇足になりますが、私が楽天ゴールドカードを使って利用してきたラウンジを紹介したいと思います。空港のカードラウンジってその地方の特色が出てたりしてて、とても面白いんですよ。今ではすっかりラウンジ巡りにハマってしまっています。
松山空港「ビジネスラウンジ」
ここの一番のウリは、ソフトドリンクに「ポンジュース」があることです。
愛媛県らしいです。普通のソフトドリンクだけでも問題はないんですが、こういう風に1つその土地を感じさせてくれるものがあると、旅の思い出にもなっていいですよね。
他は普通のラウンジですが、少し狭めのこじんまりとしたラウンジでした。
中部国際空港「第2プレミアムラウンジ セントレア」
ここは何といっても、カードラウンジでは珍しいビールが飲めるラウンジです。それもフリードリンクなので基本的に飲み放題です。
私はお酒があまり強くありませんが、ここに来るとせっかくなので、とやはり飲んじゃいます。ラウンジ自体も落ち着いた雰囲気で、照明がいい感じです。
神戸空港「ラウンジ神戸」
ここは何といってもラウンジが制限エリア内、つまり保安検査場通過後にあるのが最大の強みです。そのため、搭乗直前までラウンジでくつろぐことができます。
ラウンジは至って普通ですが、利用者のそこそこ多い空港ということもあってか混雑していた印象です。
こんな感じに、学生であっても空港ラウンジは対象カードを持つか、またはお金を払って利用することもできます。ラウンジは利用したから何か得があるというものでもないですが、せっかくの旅行のときくらい、ちょっぴりリッチな気分を味わってみるのもいいのではないかな、と思います。