Tomorrow Is Another Day ~明日は明日の風が吹く~

旅行、マイル・ポイントが大好きな大学生です。JALカードnavi、三井住友VISAデビュープラスカードを主に使っています。

1日でLCC3社をはしごした話(ピーチ、バニラエア、スプリングジャパン)

先日、日系LCC4社(ジェットスタージャパン、ピーチ、バニラエア、スプリングジャパン)のうち、ジェットスター以外の3社に乗る機会がありましたので、各社の比較記事を書こうと思います。各社の違いや特徴など、いつも使っている航空会社以外にも興味を持って頂けると嬉しいです。

ピーチ(MN132 仙台→大阪/関西)、そして関西国際空港

前日に新幹線で仙台入りし、宿泊。観光は前日に済ませ(ほとんどしてない)この日はただ飛行機に乗るだけの日です。

まずは国内LCC最大手のピーチ。ピンクのかわいらしいデザインの機体が印象的な会社です。

私が搭乗したのは仙台発関西行きMN132便で、仙台を朝8:55に出発、関西に10:35に到着するフライト。まずは朝の仙台空港へ。仙台空港へは仙台駅から仙台空港アクセス線で乗り換え無しで直行できます。

自動チェックイン機がありますのでチェックインします。カウンターでもできますが、受託手荷物が無いなら自動チェックイン機の方が速いかと思います。この点はこの日乗る3LCC全てに言えることだと思います。

 

チェックインが完了し、出てきた搭乗券です。レシートみたいに縦に細長い搭乗券でした。初めて見る形です。

 さて、搭乗です。アナウンスによるとこの便は満席だったようです。

 

シートピッチはこんな感じ。

いつも私が乗っているスプリングジャパンと同じくらい。短時間フライトですし、標準体型の大人なら苦労するほどではありません。ただ、膝は前のシートに当たります。先日乗ったANA国内線普通席と比べると、やはり(というか当然)狭く感じます。

※なお、このシートの広さに関しては、私個人の所感であり、個人差があります。また、足元の広さ・シートピッチは座席によって異なりますし、足元の広い座席を指定することもできます(別途料金が必要な場合あり)。以後同。

 

ピーチで一番驚いたのはCAさんがカジュアルなこと。髪を染めてらっしゃる方もいらっしゃいましたし、ショートヘアの方もおられました。私が乗ったことのある航空会社のCAさんはどこも髪を後ろでまとめておられましたが(シニヨンスタイルって言うそうですね)、親しみやすさを出すにはカジュアルな髪形もアリだと感じましたし、多様性があってむしろ好印象でした。

 

さて、関空へ向け離陸し、しばらくすると機内販売が始まります。関空から大阪都心などへの各種割引乗車券や機内食などが販売されます。1,000円以上の場合、クレジットカード決済も可能です。

私は以前から気になっていた機内食を...。

 初め、豚玉を頼もうかと思ったのですが、この便には搭載していないとのこと。便によってはこういうこともあるようです。結局たこ焼きをチョイス(朝からたこ焼き...)。

お隣さんが2人とも寝ておられたので、匂いが気にならないかちょっと気になりましたが、せっかくなので。匂いが広がらないよう工夫してある、という話も聞きましたし。

 

ちなみに、たこ焼きなどホットメニューは注文から出てくるまで15分ほど時間がかかるとのことですので、飛行時間の短い国内線の場合は販売開始と同時に注文するぐらいでちょうどよいと思います。

そして、出てきたたこ焼きがこちら。味は至って普通。もちろん美味しいですが、わざわざ700円以上出して食べるほどでもないかな、という感じ。匂いに関しては、周りには全然広がらず、飯テロを回避することが出来ました。この点は素晴らしいです。

そして、たこ焼きを食べ終わりゴミが回収されると早くも関空へ向け降下開始。

定刻に関西国際空港へ着陸。

関空では実質的にピーチ専用の第2ターミナルへ。ターミナルはこんな感じ。

やはりLCCターミナルということもあり、成田第3ターミナルを思わせる簡素な作りです。そして奥の自動チェックイン機は噂の段ボール製のものです(仙台空港のは段ボールではありませんでした)。こういうところでもピーチは話題作りが上手いな~と感じます。

 

バニラエア(JW704 大阪/関西→東京/成田)、そして成田空港へ

では続いて成田へ向かいます。成田へはバニラエア。関西~成田線は先月就航したばかりの新路線です。バニラエアはピーチと違い第1ターミナル発着なので、無料連絡バスでそちらに移動します。

チャックインカウンターはこんな感じ。お馴染みスプリングジャパンと隣同士です。ちなみに関空から中国本土路線を運航しているスプリングジャパンの親会社・春秋航空は第2ターミナル(国際線)発着ですのでお間違いないように。

さて、昼食を取るともうチェックイン開始。搭乗するのは関西国際空港を12:55に出発、成田国際空港に14:30に到着するJW704便。

 

バニラエアは関西空港では搭乗橋での搭乗となるようです。

機材はピーチと同じA320。搭乗券はピーチと違って普通の形ですね。

シートピッチは体感ではピーチよりも若干狭い気がしました。席数などはピーチと変わらないはずですので、気のせいでしょうか。

バニラエアの機内食メニューを撮り忘れたのですが、こちらも美味しそうなメニューが並んでいました。バニラエアでも通常温かいメニューは提供まで15分程度時間がかかるそうですが、私が乗った便では飛行時間が短いためか、注文後すぐに提供できるようにしてある、という趣旨のアナウンスがありました。

これって売れ残ったら廃棄になると思うのですが、それだけ機内販売などの付帯収入に力を入れている、ということでしょう。

そんなこんなで、あっという間に成田空港到着。成田は第3ターミナルです。

このフードコートは第3ターミナル開業時にニュースなどでけっこう流れたので知っている方も多いのではないでしょうか。飲食店は深夜閉まりますが椅子やテーブルは24時間使えるようです。

 

時間があるので一度第2ターミナルへ向かいここで東京へ帰る友人とお別れ。ちなみに第3ターミナルから第2ターミナルまで徒歩約15分と公式サイトなどでは案内されていますが、実際にはそれほどかかりません。普通に歩いて7~8分あれば着くと思います。ただ荷物持っていたりすれば話は変わってきます。それと連絡通路は冷暖房がないので、真夏は暑くて大変です。そういうときは無料連絡バスの利用を考えた方がよいですが、恐らく歩いてもほとんど所要時間は変わりません。

www.narita-airport.jp

 

春秋航空日本(スプリングジャパン IJ623 東京/成田→広島)、広島空港へ

今回の旅最後はお馴染みスプリングジャパン。スプリングジャパンについては一度以前搭乗記を書いたことがあります。

miletabi.hatenablog.com

 「スプリングジャパン」というのは春秋航空日本のブランド名で、機内アナウンスなどは「スプリングジャパン」で統一されています。スカイネットアジア航空とソラシドエアの関係と似ています。

スプリングジャパンの大きな特徴としては、国内LCC4社のうち唯一、B737-800を採用していることでしょう。他3社はA320を使っています。就航するときの話では、日本では整備士などを確保がA320よりもB737の方が容易である、と考えられていたようです。実際のところはどうなのか分かりませんが。

さて、こちらも自動チェックイン機でチェックイン。やはり受託手荷物がないときはこちらが便利です。ただ以前の搭乗記でも触れましたが、ペラペラじゃない、しっかりした紙質の搭乗券が欲しい方はカウンターでチェックインする必要があります。

この日のIJ623便は17:10に成田発、18:50に広島着です。チェックインは2時間前からです。

成田発は20分ほど遅れて出発。そして滑走順待ちで離陸したのは出発の定刻から40分くらい後でした。いつもならこの便は10分くらいですんなり離陸できるんですがね...。遅延が響いたんでしょうか。着陸機を滑走路脇から4機も見ることに。近くから撮ると動きが速いのでピント合わせるのが難しいですね。

機内では搭乗口前のジェットスターショップで購入した青森のりんごを。

ちなみにこの161番搭乗口前の ジェットスターショップ、ブルースカイの店舗ということになっているらしく(レシートで確認)、dポイント加盟店です。JALカード特約店になるかどうかは確認していません。

写真では分かりにくいですが、スプリングジャパンのB737はスカイインテリア仕様となっており、照明がとても綺麗です。

inakappemaster.blog.fc2.com

シートの広さは、ピーチと同じくらい、バニラよりもマシ、という感じ。ピーチは機内誌や安全のしおりなどがシートポケットに入っていない分広く感じるのかも知れません。バニラエアとスプリングジャパンはシートポケットにいろいろ入っていますから、厚さによっては窮屈に感じる原因となりそうです。

 

ちなみに、スプリングジャパンでは、国内線での機内食の販売はありません。就航地特産のお菓子や飲み物は販売しています。機内販売の冊子には機内食のページもありますが、これは国際線でのみ営業するそうです。

 

広島空港到着は定刻か10分遅れほど。成田空港の混雑を見越し運航スケジュールに余裕を持たせていることがわかりますね。

 

まとめ

ということで、「1日でLCC3社をはしごした話」完結です。やはり1日に何度も飛行機に乗ったり降りたりするのは疲れます。しかし楽しくもあります。

これまではLCCはスプリングジャパンしか乗ったことがなかったため比較対象がありませんでしたが、こうやって記憶の鮮明な同じ日に複数の航空会社を乗り比べるのも面白い、と感じました。

 

 残り1つ残る国内LCCのジェットスタージャパンですが、こちらもできるだけ早く乗って、4社コンプリートを成し遂げたいな~と思っています。夏休み辺りですかね。ただ広島や松江からだとLCCの選択肢が限られるのが現状です。特に山陰からは国内LCCは皆無です。最近は出雲大社など、ピーチがターゲットとする若い女性に人気が出ていますし、関空線か成田線が就航してくれれば選択肢が増えていいなあ、と思っています。