空港ラウンジってどんなとこ?学生でも入ることはできる?
学生の皆さんも、就活や旅行などで飛行機を利用する機会もあるかと思います。最近ではLCC(格安航空会社も)増えてきていますし、活用している人も多いのではないでしょうか。
ただ、飛行機を利用する際にネックとなるのが待ち時間ですよね。新幹線と違って駅に着いたらすぐ改札を抜けて飛び乗る、という訳にもいかず、どうしても待ち時間が発生してしまいます。その待ち時間を快適に変えてくれるのが「空港ラウンジ」です。
皆さんは「空港ラウンジ」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。
航空会社の上級会員やビジネスクラス・ファーストクラスなどの利用者が搭乗前にくつろぐ場所、というイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。このイメージは、半分正解、半分外れ、です。実は空港ラウンジは、一般人や学生でも入ることができる場所なのです。
まずは「空港ラウンジ」の種類について紹介します!
「空港ラウンジ」と一言で言ってもいろいろな種類が存在し、その中には一般人にはなかなか入ることができないものから、私のような学生でも入ることのできるラウンジもあります。それらの種々の空港ラウンジを大きく2つに分けると、次のようになります。
- 航空会社ラウンジ:主に航空会社の上級会員、上位クラス搭乗者のためのラウンジ
- カードラウンジ:対象のクレジットカードを所持していれば無料で入室できるラウンジ
カードラウンジはこんなとこ
(神戸空港「ラウンジ神戸」の様子)
「カードラウンジ」は、前述の通り当日の当該空港発着便の搭乗券と対象のクレジットカードを提示すれば無料で利用できます。また、お金を払えば対象カードを持っていなくても利用できます(搭乗券は必要です)。
例えば中部国際空港(セントレア)にある「第2プレミアムラウンジ セントレア」の入室条件は以下のようになっています。
当日航空機をご利用の方
ご利用料金
お一人様:1,540円(税込)
対象カードをお持ちの方:無料
(中部国際空港ホームページより引用)
対象カードを持っていない場合の利用料は概ね1,000円~1,500円ほどです。
主なサービスとしては、
- ソフトドリンク
- 新聞、雑誌
- 無線LAN
などです。稀にアルコールやおつまみなどが置いてあるラウンジもありますが、基本的には飲食物はソフトドリンクのみのところが多いです。
また、ラウンジは保安検査場通過前にあることが多く、保安検査場通過にかかる時間を見越してラウンジを出なければならないため、搭乗間際までくつろぐ、という使い方は難しいでしょう。
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航空会社ラウンジはこんなとこ
(広島空港ANAラウンジの様子)
「航空会社ラウンジ」というのは、JALでいう「サクララウンジ」、ANAでいう「ANAラウンジ」を指します。これらのラウンジには基本的にその航空会社の上級会員、そして上位クラス搭乗者のみしか入ることができません(例外あり)。国内線の場合、上位クラスとはJALはファーストクラス、ANAはプレミアムクラスとなります。
例えばJAL国内線「サクララウンジ」の入室条件は以下のようになっています。
JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港よりご出発または同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま
JAL国際線ファーストクラス、ビジネスクラスからもしくは同クラスへ翌日午前2時までにお乗り継ぎのお客さま
JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイヤ、JALグローバルクラブ会員
JMBクリスタル会員(会員ご本人様のみラウンジクーポンでご利用可能)
ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」もしくは「サファイヤ」会員
(JALホームページより引用)
大雑把にまとめると、当日の上位クラス利用者と上級会員のみ利用可能、ということになります。ANAラウンジも同じような感じです。
国内線の航空会社ラウンジのサービスはだいたいこんな感じです。
-
ソフトドリンク
-
アルコール
-
おつまみ
-
新聞・雑誌
-
無線LAN
特徴としては、保安検査場通過後にラウンジがあるため、搭乗ギリギリまでくつろげるところです。また、基本的にアルコール(ビール)が飲み放題なところもメリットでしょう。ただ、先ほど述べた通り、利用のハードルが非常に高く、使える機会はめったにありません。個人的にも航空会社ラウンジを使ったのはプレミアムクラス搭乗時のANAラウンジ1回だけです。カードラウンジに比べると空いており、落ち着いた雰囲気だった印象があります。
空港ラウンジを学生が使うには?
ここまで述べたように、航空会社ラウンジというのは主に上級会員向けのラウンジである一方、カードラウンジは対象のクレジットカードを持っていれば利用できます。学生であっても、対象カードが作れればよい訳です。
ラウンジが使えれば、搭乗前に喉が渇いてもわざわざ飲み物を値段の高い空港で買う必要がありませんし、Wi-Fiを使ってメールチェックもできます。学生でなくとも
、これは大きなメリットとなります。
楽天ゴールドカードがおススメ!
では、空港のカードラウンジが使えるカードで、比較的簡単に作れるクレジットカードはあるのでしょうか。
私が利用しているのは「楽天ゴールドカード」です。
この楽天ゴールドカードはゴールドカードであるにも関わらず審査が易しく、学生にも入手可能なカードです。もちろん全国の空港のカードラウンジにも入れます。
また、年会費が2,160円(税込)と格安であるのも魅力です。数回空港ラウンジを利用すれば元が取れてしまいます。
一応審査基準は「原則20歳以上で安定収入のある方」となっていますが、私だけでなく私の友人も審査に通りましたし、ネット上にも学生で「審査に通った」との情報が多数ありますので、20歳以上で信用情報に問題がなければ、審査に通るのは難しくないと思います。
楽天ゴールドカード自体の魅力としては、次のようなものが挙げられます。
国内28、海外2の空港のラウンジ利用可能
楽天ゴールドカードでは国内外合わせて30空港のラウンジを使うことができます。これは他ゴールドカードと比べても多く、コスパも抜群によくなっています。
主要ゴールドカードのラウンジ利用可能空港数は以下の通りです。なお1つの空港で複数のラウンジを利用できる場合もありますが、原則「空港数」でカウントしています。また、複数ラウンジのある空港ではカードによって利用できるラウンジが違ったり、制限があったりします。
年会費 | 空港ラウンジ | |
---|---|---|
楽天ゴールドカード | 2160円 | 30(海外2) |
イオンゴールドカード | 無料 | 羽田のみ |
エポスゴールドカード | 条件付無料 | 21(海外2) |
三井住友VISAゴールドカード | 10800円 | 28 |
アメリカン・エキスプレス・カード(緑) | 12960円 | 30(海外2)、同伴者1名可 |
楽天ゴールドカードのコスパの良さが際立ちますね。楽天ゴールドカードで利用できるラウンジのある空港は以下の通りです。
[北海道]新千歳空港、函館空港
[東北]青森空港、秋田空港、仙台空港
[関東]成田空港、羽田空港
[北陸]新潟空港、富山空港、小松空港
[中部]中部国際空港
[近畿]関西国際空港、伊丹空港、神戸空港
[中国]岡山空港、広島空港、米子鬼太郎空港、山口宇部空港
[四国]高松空港、松山空港、徳島阿波踊り空港
[九州]福岡空港、北九州空港、大分空港、阿蘇くまもと空港、長崎空港、鹿児島空港
[沖縄]那覇空港
[海外]ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル)、仁川国際空港(ソウル)
利用できるラウンジの詳細はホームページで公開されているのでご確認下さい。
全国くまなく網羅しています。ちなみにアメックスグリーンや三井住友VISAゴールドも基本的には同じラウンジ網となっています(三井住友は海外2空港不可)。
楽天市場等でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)で、通常の楽天カード利用時に比べて還元率+1%
楽天市場では、「楽天カード利用」や「アプリで買い物」などの利用条件に応じてポイント還元率を大きく上乗せする「SPU」を行っています。現在のSPUの内容は以下の
- 通常ポイント(楽天市場利用分)→1%
- 楽天カードで支払い→+3%
- 楽天ゴールドカード/楽天プレミアムカード(楽天ゴールドカードの上位版)で支払い→+1%
- 楽天市場アプリで当月1回以上買い物→+1%
- 楽天ブックスで当月1回以上買い物→+1%
- 楽天モバイル利用→+1%
の合計8%還元となっています。このうち楽天ゴールドカードを利用して支払えば、
通常ポイント1%+楽天カードで支払い3%+楽天ゴールドカードで支払い1%
となりますので、最低でも5%還元を実現できます。
楽天ゴールドカードを利用することで新たに得られる1%のみによって年会費の元を取ろうとすると、単純計算で216,000円を楽天市場で使う必要がありますが、年会費は空港ラウンジ利用で元を取る、と考えれば、無駄遣いして元を取ろうとする必要もありません。
ここでは私が半ば「ラウンジ利用券」として愛用している楽天ゴールドカードをご紹介しましたが、他にもラウンジを使えるクレジットカードは多くあるので、自身のライフスタイルと合ったカードを見つけてみて下さい。空港での待ち時間を有意義に使うことができると思います。
私がこれまで行った空港ラウンジを一挙紹介!
ここからは少し蛇足になりますが、私が楽天ゴールドカードを使って利用してきたラウンジを紹介したいと思います。空港のカードラウンジってその地方の特色が出てたりしてて、とても面白いんですよ。今ではすっかりラウンジ巡りにハマってしまっています。
松山空港「ビジネスラウンジ」
ここの一番のウリは、ソフトドリンクに「ポンジュース」があることです。
愛媛県らしいです。普通のソフトドリンクだけでも問題はないんですが、こういう風に1つその土地を感じさせてくれるものがあると、旅の思い出にもなっていいですよね。
他は普通のラウンジですが、少し狭めのこじんまりとしたラウンジでした。
中部国際空港「第2プレミアムラウンジ セントレア」
ここは何といっても、カードラウンジでは珍しいビールが飲めるラウンジです。それもフリードリンクなので基本的に飲み放題です。
私はお酒があまり強くありませんが、ここに来るとせっかくなので、とやはり飲んじゃいます。ラウンジ自体も落ち着いた雰囲気で、照明がいい感じです。
神戸空港「ラウンジ神戸」
ここは何といってもラウンジが制限エリア内、つまり保安検査場通過後にあるのが最大の強みです。そのため、搭乗直前までラウンジでくつろぐことができます。
ラウンジは至って普通ですが、利用者のそこそこ多い空港ということもあってか混雑していた印象です。
こんな感じに、学生であっても空港ラウンジは対象カードを持つか、またはお金を払って利用することもできます。ラウンジは利用したから何か得があるというものでもないですが、せっかくの旅行のときくらい、ちょっぴりリッチな気分を味わってみるのもいいのではないかな、と思います。