一畑電車が無料だったので一畑薬師へ行ってみた
昨日は一畑電車がお客様感謝デーで全線無料ということで一畑電車で一畑薬師に行ってきました。
一畑薬師は、「目のお薬師さま」として有名で一畑教団の総本山でもあります。名前から分かるとおり、一畑電車ももともとは一畑薬師への参詣路線として敷設されたものです。現在は出雲大社への参詣路線としての役割の方が強くなっていますが。
さて、一畑電車のお客様感謝デーは、86年ぶりに同社に新造車両が導入されることの記念として行われるものです。同社の車両は基本的に大手私鉄の中古車両が多いため、車両を新造することが少ないからですね。
一昔前に関西や関東で走っていた懐かしい車両たちに出会えます。例えば元南海21000系。
他にも元東急1000系なんかも走っています。
無料なので改札口には駅員さんが立っていますが、パンフレットの配布役となっていました。
車内は山手線の200%とはいきませんが、2両ということもあり、最大120%くらいかな、という乗車率でした。いつもは座れないことは滅多にないんですが。
一畑薬師へのプチ旅行記、アクセスなど
一畑沿線の寺社として出雲大社があまりにも有名過ぎて、影の薄い一畑薬師ですが最寄り駅は北松江線・一畑口駅になります。松江と出雲の間、少し出雲寄りです。
松江しんじ湖温泉駅からも電鉄出雲市からも20分程度です。一畑口からは「平田生活バス」というコミュニティバスが一畑薬師に向かって走っています。ダイヤは電車に接続しており、バス停も駅前にあるので分からないことはないと思います。
1乗車ごとに大人200円、子ども100円です。本数が少ないので注意です(平日7往復、土日祝日3往復)。
時刻表などはこちらからどうぞ。出雲市ホームページです。一畑薬師線が一畑口駅~一畑薬師を結ぶ路線です。
今回は、行きは試しに薬師まで歩いてみることに。
5キロ...。歩けない距離ではありませんが、ずっと登りですからね。
途中、きれいな紅葉を見ながら...。
松江の方まで見えますね。霞んでなければ絶景でしょう。
さて、結果としては1時間20分ほどで到着。普段ある程度歩かれている方なら余裕だと思います。グーグルマップは正確だな、と実感。
道は基本的に一本道で、曲がる所には案内があるので迷うことはないと思います。
近視なので、これ以上進行しないように、とお願いしてきました。
名物は「一畑まんじゅう」なるものだそうで、1個60円でした。
普通のお饅頭でした。
帰りはバスで下山。バスだと10分です。帰りも満員御礼でした。一畑としては一銭も落ちてこない訳で。いつもこれくらい人が乗っていれば経営は盤石なんですが、車社会の地方都市ではなかなか厳しい、というのが現実です。
私だって、一畑に乗るのは出雲の浜山球場に高校野球観に行くときか、出雲大社行くときくらいしか使いませんし。いかんせんJRがありますからね...。
皆さんも島根に来られたときは出雲大社に加え、一畑薬師もセットでいかがでしょうか。一畑の一日フリー乗車券を使えば、往復すれば元がとれます。
ちなみに一畑電車の窓口にはクレジットカードのアクセプタンスマークが貼ってありますが、使えるのは定期券のみです。
なお、山陰合同銀行の電子マネー「ごうぎんデュプリ」が使えます。これについてもいずれ記事にしたいとは思っています。
このたび、一畑電車では「ごうぎんデュプリ」が下記の5駅で使用できるようになりました。
「ごうぎんデュプリ」とは、山陰合同銀行が発行する山陰限定の電子マネーで、山陰のお店で使用することができます。
ぜひ、「ごうぎんデュプリ」をご利用下さい。
■「ごうぎんデュプリ」使用可能駅
松江しんじ湖温泉駅・雲州平田駅・川跡駅・電鉄出雲市駅・出雲大社前駅
■「ごうぎんデュプリ」の購入対象商品
使用可能駅窓口で販売する各種乗車券
(普通乗車券・1日フリー乗車券・シルバーキップ・普通回数券・時差休日回数券・便利回数券・30,000円以下の定期券)
※一部使用できない商品もございますので、各駅にお問い合わせください。
基本的には乗車券等も現金で購入することになると思います。基本的に券売機があるようですが、整理券を取って車内精算もできます。
全線終日ワンマン運転ですので注意が必要です(アテンダントが乗っているときもありますが)。
クレジットカードは使えるようにしておいて欲しいところです。外国人観光客も増えていますし。システムはあるので、あとは一畑が決断するか、だけですし。
今後に期待、ですね。
皆さんも「ご縁の国・島根」へぜひ遊びに来てください‼
現金はちゃんと持ってきて下さいね。Suicaだけでどうにかなると思わないでください(苦笑)