学生限定!ATM手数料が無料になる「みずほの学割」を徹底解説!
皆さんはどこの銀行を使っていますか?都市銀行、地方銀行、ネット銀行など、いろいろな銀行がありますが、昔から使っている地銀を使い続けている、という方も多いかも知れません。
しかし、地方銀行をメインで使っていると問題になるのがATM手数料ではないでしょうか。1回当たりの手数料は小さくても何十回と繰り返されると大きな額になってしまいます。現在は超低金利の時代ですから、1回手数料を取られると金利なんて吹き飛んでしまいます。
特に私たち学生は、クレジットカードを持っていない方も多い上に、小さな居酒屋などクレジットカードが使えない店に行くことも多いためATMを使うことが比較的多く、ATM手数料はバカになりません。
そんな学生におススメなのがみずほ銀行の「みずほの学割」です。
「みずほの学割」とは
「みずほの学割」はみずほ銀行が、学生に対して行っている優遇サービスです。ここでいう「学生」は25歳未満の大学、大学院、高専、各種専門学校に通う学生を指します。みずほの学割には、上記の条件を満たす学生で、みずほ銀行の口座を持ち、「みずほマイレージクラブ」に入会している方が申し込むことができます。
なお、「みずほの学割」の各種優遇サービスは、学割対象者でなくても一定条件を満たすことで適用することができます。下記表内の一番左端、青色の行に「学割」が含まれています。学割は、表下部にある「特典」を受けるための方法の1つ、という訳です。
(みずほ銀行ホームページより引用)
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「みずほの学割」の特典まとめ!
みずほの学割の特典は、上記表にもある通り大きく分けて3つあります。1つずつ紹介していきます。
みずほ銀行、イオン銀行ATM時間外手数料0円
みずほの学割登録者(またはみずほマイレージクラブで取引条件到達の場合、以下同)はみずほ・イオン両行のATM時間外手数料が無料となるため、24時間いつでもATM手数料が無料になります。回数制限はありません。
学割未加入(またはみずほマイレージクラブで条件未達の場合、以下同)の場合、みずほ銀行・イオン銀行ATMでの預け入れ、引き出しの手数料は平日日中のみ無料、その他の時間帯は108円~216円となっています。ATMに行く時間を気にしないで済み、利便性が向上していますが、そもそもみずほ銀行やイオン銀行ATMの数があまり多くないため、住んでいる場所によってはあまり恩恵を感じられないかも知れません。
コンビニATMご利用手数料・時間外手数料 月4回まで0円
みずほの学割登録者はコンビニATMの利用手数料、時間外手数料が月4回まで無料になります。対象のコンビニATMは次の通りです。
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イーネット
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ローソンATM
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セブン銀行ATM
こちらは、学割未登録者の場合、平日日中が108円、その他時間帯が216円の手数料がかかりますので、毎月4回フルに使うとすると432~864円の手数料が節約できることになります。こちらは先ほどのみずほ・イオン銀行ATMの手数料無料よりは恩恵を受けられる人が多いのではないでしょうか。回数制限があるのが玉に瑕ですが、月4回であれば計画的に使えば問題ないと思います。
みずほ銀行本支店宛振込手数料0円
みずほの学割登録者は、みずほ銀行本支店宛の振込手数料が無料となります。回数制限はありません。無料の対象となるのはみずほ銀行ATM、イオン銀行ATM、インターネットバンキングの「みずほダイレクト」からの振込(モバイルバンキング、テレホンバンキング)です。窓口での振込は無料となりません。
また、イオン銀行ATMからの振込の場合、一度所定の時間外手数料・振込手数料が引き落とされますが、翌営業日付で引き落とされた手数料が口座に返金されるようになっています。ゆえに、イオン銀行ATMからの振込では、口座残高いっぱいまでの振込ができません。学割未登録者の場合、手数料無料で振込ができるのはみずほ銀行の同一支店宛で、ATM、インターネットバンキング(オペレーターサービス除く)のみ、となっているので大きく利便性が向上します。
ただし学割登録によって無料となる同一行の他支店宛振込は、地銀等においては(個人向けでは)金額に関わらず無料となっていることが多く、そのレベルに追いついただけに過ぎません。(なぜかメガバンクでは「当行同一支店宛」と「当行他支店宛」で手数料に差を設けているところが多いです。理由は分かりませんが。)
また、学割では無料にならない(もう1つ上のランクになる必要がある)他行宛振込手数料は他地銀のインターネットバンキングの方が割安な場合もあります。下の表は、各銀行でインターネットバンキング(オペレーター対応除く)を用いて振込をした場合の振込手数料です。
なお、手数料は変更の可能性がありますので最新の情報は各行のホームページ等でご確認下さい。
振込先 | 同一行宛 | 他行宛 | ||
振込額 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 |
みずほ銀(学割) | 無料 | 無料 | 216円 | 432円 |
山陰合同銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 216円 |
広島銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 324円 |
三菱東京UFJ銀 | 無料 | 無料 | 216円 | 324円 |
このように、他行宛の振込ではみずほ銀行は割高になっており、 他行への振込が多い場合は「みずほの学割」のメリットを打ち消してしまうかも知れません。
「みずほの学割」申込方法は?
まだみずほ銀行の口座を持っていない方は、まずみずほ銀行の口座を開設と同時に「みずほマイレージクラブ」に入会し、その後学割を申し込む、という手順になります。
学割を申し込む際には学校名や卒業予定年月、「みずほの学割」に登録したきっかけなどをアンケートで回答すると同時に、「かんたん残高照会」というインターネット残高照会サービスに申し込む必要があります。「かんたん残高照会」というのは、インターネット・LINEで口座残高の確認と入出金明細を確認できるサービスです。インターネットバンキングの「みずほダイレクト」と違い、振込などの取引はできません。
個人的には、振込等がネットからできる「みずほダイレクト」の方が便利だとは思いますが、学生などあまり銀行を自分自身で使ったことがない人にとっては、インターネットバンキングは少しハードルが高いかも知れませんが、「残高照会だけなら」という方もいるでしょう。
「みずほの学割」は学生向けサービスとしてよく練られたサービス
このように見ていくと、「そんなに資産を持ってないし金利は別に高くなくてもいい」、「なにかあったときのために店舗があった方がいい」と言った、学生の求めるもののみに機能を絞ったシンプルなサービス構成で、お金の管理の必要性が格段に上がる学生のニーズに沿ったサービスとなっていることが分かります。ATM手数料の無料化もその類です。
みずほ銀行は地方にも都道府県庁所在地には店舗がありますし(三井住友銀行は山陰には店舗がありません)、前述の通りイオン銀行ATMはみずほ銀行ATMとほぼ同様に使うことができます。地方学生にも使いやすい、メガバンク、という点でも貴重な存在ではないでしょうか。