ごうぎん、いつの間にかATMで硬貨の取扱い開始
先ほど、久しぶりに近所の「ごうぎん」こと山陰合同銀行のATMに行きましたが、大きな変化がありました。
ATMで硬貨での預け入れが開始されていたのです。
ごうぎんのHPを見ると今年初めから順次、小銭でのATM預け入れ対応を始めた、とあり、その流れで近所のATMも対応されたものと思われます。
↑PDFファイルが開きます。
これって何気にすごいことだと思います。私が知ってる中では、ゆうちょ銀行が硬貨での預け入れを行っていますが、他には聞いたことがありません。
私のようにクレジットカードや電子マネーを多用する人間は、そもそも紙幣を崩すことがあまりありません。現金チャージは大抵1000円単位でしかできないし、財布が重くなり、かさばるからです(その分カード類で十分かさばっていますが)。
しかしながら、現状、どこでもカードや電子マネーで決済ができる状況ではなく、不本意ながら現金で支払いをし、不要な小銭が発生してしまうことがよくあります。その一方で小銭を消費する機会そのものが少ないため、小銭がジャラジャラ貯まってしまう、ということになってしまいます。
そういう中で、小銭をどう処理していくか、は大きな課題でしたが、ごうぎんATMの硬貨対応により、硬貨を預金に戻す、という最善に近い選択をすることができるようになりました。余った小銭をそのまま支払いに使うよりも、銀行口座に戻してクレジットカードの引き落としに使う方がポイントが貯まるのは明らかです。
実際のところ私はカードの引き落としにはごうぎんを指定してはいません。ネット銀行などなら、カード引き落しの設定でポイントを貰えるところもあるため、そちらを使っています。
しかし、家賃の引き落としはごうぎんしか選択肢がなかったため、ごうぎんの口座も持っています。このようなごうぎんユーザーなら、小銭をATMから預金することで、余った小銭を有効活用できます。
ぶっちゃけ銀行側としては、ATMでの硬貨の取扱いは面倒なものでしかないでしょう。重い硬貨は紙幣に比べ運搬に手間と労力がかかり、「お金」の種類が増えることによる業務の煩雑化も容易に予測できます。
このような中で顧客の利便性を考え、ATMでの硬貨の取扱いを始めたごうぎんの判断は英断といえるでしょう。見方を変えれば、人口減少による市場規模縮小が進む島根に本拠を置くごうぎんだからこそ、先手を打てた、と言うべきでしょうか。